ETIASガイド
ETIASを理解する:欧州渡航情報認証制度とは
ヨーロッパの多くの国への渡航ルールが変わります。2026年第4四半期から、ビザ免除の59か国・地域の約14億人は、ヨーロッパ30か国に短期滞在で入国する際に渡航認証「ETIAS」が必要になります。ETIASはビザではありません。
ETIASの概要
ETIASは、参加するヨーロッパ30か国のいずれかへ渡航するビザ免除国民に課される入国要件です。パスポートに紐づけられ、有効期間は最長3年、またはパスポートの失効日まで — いずれか早い方です。パスポートを更新した場合は、新たにETIASを取得する必要があります。
有効なETIASがあれば、参加国へ短期滞在で何度でも入国できます。原則として、任意の180日間で最大90日までです。ただし入国を保証するものではありません。到着時には国境警備官がパスポートを確認し、入国条件を満たしているかを審査します。
ETIASが導入される理由
ETIASは、ビザ免除の渡航者に対して渡航前に安全保障・不法移民・公衆衛生の観点からスクリーニングを行い、リスクの低い渡航者がヨーロッパの域外国境を円滑に通過できるようにする制度です。
ETIASは、EU域外からの渡航者を国境で登録する入出域システム(EES)を補完します。EESの導入は2025年10月に始まり、ETIASは2026年第4四半期に続きます。
申請の概要
EUの公式ETIASウェブサイトまたは公式モバイルアプリで、オンラインフォームに記入します。料金は20ユーロで、一部の渡航者は免除されます。
ほとんどの申請は数分で処理されます。それより時間がかかる場合でも4日以内に結果が出ます。追加情報の提出を求められた場合は最長14日、面接に呼ばれた場合は最長30日まで延長されることがあります。渡航予定よりも十分余裕をもって申請してください。
ETIASとシェンゲンビザの違い
シェンゲンビザは、ヨーロッパへの渡航にビザが必要な国の国民向けです。領事館での申請、生体情報の登録、各種証明書類が必要です。
ETIASはビザ免除国民向けです。短いオンラインフォームと20ユーロの料金だけで、ほとんどの場合は数分で結果が出ます。生体情報も健康情報も収集されません。ETIASは渡航のための認証であり、滞在許可でも入国の保証でもありません。
ETIASチェックリスト
- 航空券や宿泊先を予約する前に、余裕をもって申請する。
- パスポートの記載内容とETIAS認証の情報が完全に一致しているか確認する。不一致があると搭乗も入国も拒否されます。
- 渡航期間中ETIASが有効であることを確認する。
- 90日/180日の短期滞在ルールを守る。
- パスポートは、ETIAS対象国からの出国予定日以降3か月以上有効であること(例外あり)。
現在の状況
ETIASは2026年第4四半期に運用を開始する予定です。現時点で渡航者がすべきことはありません。正確な開始日は、運用開始の数か月前にEUが発表します。
「今すぐ申請できる」と称するウェブサイトにご注意ください。現時点では申請は一切できません。
